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2010/02/12 15:00
昨年の大河ドラマ『天地人』が例年よりも早く終了した12月、特別企画として3部構成3年間に渡って放映される
スペシャル・ドラマ『坂の上の雲』の第一部をご覧になられた向きも多いのではないか?かつて映像化・他言語
への翻訳不可能とまで言われた司馬遼太郎の代表作である。まことに小さな国が… で始まるこの物語は明治
の日本という国とそこに暮らす人々を描いたものだが、これに大連・旅順が2回登場することになる。昨年暮れ
の第一部で一度めの舞台となったが、二度目は今年の年末以降、第二部・第三部での登場となる。
高層ビルが建ち並び、目覚しい経済発展を遂げる今の大連市。ここから西に約40km、車で一時間弱走った先に
なだらかな丘陵地帯に囲まれた旅順口区がある。ここには人民解放軍の海軍基地があり、長い間外国人の立ち
入りが厳しく制限されてきた。最近目にした新聞記事では、外国人一般への開放が進み、近日軍関係の施設を除
いて街の立ち入り禁止区域の制限が大幅に緩和される見通しがたったということだ。
遼東半島の先端に位置するこの場所は地形が複雑で、“天然の要害” “船を隠すにはうってつけの良港”とされ、
19世紀後半の欧米列強のアジアへの進出で世界がひとつとなったときから軍事的要衝として常に注目されてきた。
三国干渉の後、南下政策を推し進める大国ロシアから見れば、旅順は喉から手が出るほど手に入れたい不凍港
であった。 義和団事変で大連・旅順の租借を受けたロシアが旅順港を大規模な軍事要塞としたのが西暦1900年
(明治33年)。 有名な203高地もここにある。
今年の暮れ以降の『坂の上の雲 第二部・第三部』ではそうした時代背景のもとでの旅順と日本人との関わり
が描かれることとなる。
さて、近年の旅順はと言うと、ここ十数年日本人観光客のツアーも増え、立ち入り制限が設けられる中、特に
日本人と関係の深い北部の史跡のみが部分的に公開されてきた。 その場所をいくつかご案内してみたい。
== 旅順要塞の主要部・東鶏冠山北堡塁址 ==

銃眼を兼ねていた明り取りの窓。今は遊歩道に… 内 部

兵舎と弾薬庫を兼ねた防御陣地址
== 203高地 ==

激しい争奪戦が繰り広げられた203高地 203高地から見た旅順中心街と港
今は駐車場から歩いて10分程度で登れ、頂上には展望台とお土産物屋さんがある。
== 水師営の会見所 ==

乃木希典と露軍司令官ステッセルがここで開城についての
話合いをした水師営の会見所。
観光用に改修されており、大型バスもやってくる。
== 今の旅順口 ==

システム T.
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